極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
彼への置手紙に書く内容を考えている時、初めてここから逃げ出した時のことを思い出して、一人で笑った。
〝ありがとうございました〟
あの時は無理して一万円札を置いていったっけ。
今は彼から預かっていたスーパーのカードを置く。
指輪と香水は持って行きますね。
心の中で語りかける。
私には大切なものだから。
視界が滲んで、ペンを握る自分の手すら見えなくなっていく。
〝ありがとうございました〟
あの時は無理して一万円札を置いていったっけ。
今は彼から預かっていたスーパーのカードを置く。
指輪と香水は持って行きますね。
心の中で語りかける。
私には大切なものだから。
視界が滲んで、ペンを握る自分の手すら見えなくなっていく。