極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
「あっ、ちょっ、何を……!」


ベッドの上でイケメンに服を脱がされるというとんでもないシチュエーションに、私の頭はショートした。
慌てている間に、ボタンはどんどん外されていく。
その手つき、妙に慣れているのが腹立たしい。


「自分でできますから!」


「ペットボトルも開けられないのにか? まだほとんど動けないだろう」


昨日も今日も、腰のせいで力を入れることが出来ず、お茶のフタを高梨さんに開けてもらっている私は言い返せず、ぐっと詰まった。


「ダメです、待ってください」


「大丈夫だ。見ても何も感じない」


またも対象外だと釘を刺されたけれど、今はそのことに目くじらを立てている場合ではない。


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