恋×嘘×罪~誰にも言えない秘密の恋~
ー…


「でさ、部長ったら私のことなんて言ったと思う!?男にちやほやされてるから仕事ができないのよ。だよ!?」


「彩香、落ち着いて…」


「落ち着いてられないわよ!この間なんて、私が山下と話してるだけで男好きって言われたのよ!?」


「まぁまぁ、そんな熱くなるなって」


「男のあんたに何がわかるのよ!」


今は夜の9時…


彩香は酔いが回り、日ごろの愚痴をぶちまけています。


「あ、成宮、時間大丈夫か?」


「あ…えっと…」


「彼氏、家で待ってるんだろ?彩香は俺が家まで届けるからかえって大丈夫だぞ?」


「ごめん、山下君。彩香のことお願い」


「おう、まかせとけ」


私はお金を机の上に置き、居酒屋から出た。
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