恋×嘘×罪~誰にも言えない秘密の恋~
「高瀬…蓮が…?」


「〝…えぇ…〟」


っ!!


『きょうちゃん!私、高瀬と付き合えたよ!』


『きょうちゃん…ありがとう!』


『きょうちゃんっ…私…高瀬にフラれちゃった…』


ギリッ…


俺は拳を強く握りしめた。


「〝あの子は酔って覚えてなかったらしいけど…一応報告しとこうと思って…〟」


「…」


「〝…恭介君…?〟」


「お義母さん、教えてくださってありがとうございます…」


「〝いえ…こちらの方こそ嘘をついて…ごめんなさいね…〟」


「大丈夫ですよ」


「〝あ、あと、メールのことなんだけど…〟」


メール?


『恭介、お母さんからメール来てないの?』
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