恋×嘘×罪~誰にも言えない秘密の恋~
「…あ、そうだ恭介」


「ん?」


「私、この前も言ってたけど、今日会社の歓迎会あって帰り遅くなる」


「何時ごろ?」


「ん~、多分10時頃かな?」


「迎え行くよ」


「大丈夫だよ、駅から近いとこだし」


「…わかった…待ってる」


「夜ご飯は…」


「いいよ、俺も外で食ってくるわ」


「わかった」


ー…


「じゃ、いってくるよ」


私が食器を洗っていると、玄関の方から顔を出しながら恭介が言った。


「あ、うん!いってらっしゃい!」


恭介はニコッと微笑み会社へと向かった。
< 6 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop