男嫌いな僕と番外編な新選組。
『見事にセリフしかないよ』
「はあ、はあ…っ」
『きも』
はあ、はあと息切れをする一矢に冷たい目線を送る。
「いや、明らかにこれおまえのせいだかんな?!俺わるくない!俺ツッコミしすぎて疲れただけなんだよ!?はあはあ、言ってわるい?!……っはあ」
わお☆大変だねそれは
しかも、きみそのセリフを息継ぎなしで言えるなんて、もう流石だよね
「ぜんっぜん、褒められてる気がしないのは何故……」
『何故だろうね、ふふ』
「おまえのその笑いがいっちばん、こえーよ!!」
わー、それは不思議だねえー
「見事に棒読みっ!なにこれ、つらいっ!!」
『もう、煩いよ。だまりなよ』
じゃなきゃ、殺すよ?
なーんて、僕は優しいからそんなこと言わないけど
「そう思ってるなら、その手やめろぉーーー!!!」
『て?ああ……いつの間に…』
「いやいや、わざとだろ!!なんだそのぐーの手!?絶対おまえ殴る気だろ?!」
『ふふ、そんなわけないよ』
「あるよ!おまえなら!」
『さーてと、そんなことより』
「ええ!?流しちゃう感じ?!え、ひどくね?!」
『ねえ、なぐるよ?』
「っさーせんっしたあーー!!!」
……仕方ない。