お前といたい。ただそれだけじゃ駄目か?
ずっと好きでいてくれた人が悪者なんですが?
その日の放課後大輝とのかえり道


光「…」

唇にてを当てる
光心の声[まだ感触が残ってる。]


隣を歩く大輝をみる

光心の声[私のこと好きだったって言っていたけど、いつからなんだろう。私別に大輝とあまり話していないのに…]

大輝「気になるか?」

光「え?」ドキッ

大輝「正剛のこと。」

光心の声[そっちだよね。よかった、]

光「気にならないわけないじゃない。私酷いことをしたのに正剛はまだ私のこと好きでいるって。私を振り向かせてくれるってそう言ったのよ…」

光心の声[ほんと、相変わらず馬鹿みたいに優しいんだから。]

涙目になる

大輝それをみて止まる

大輝「どうして…」

光「?」

大輝が光の両肩を掴む

大輝「どうしてあんなやつなんだ!僕じゃなくて!」

光「大輝いたい…」

大輝「僕はずっと君が好きだった。小さいとき君をはじめて見たあの日からずっと、ずっと!」

光「…。ごめん。そんなに好きでいてくれていたんだ私のこと。」

大輝「あぁそうだよ。最初は俺だって光が幸せなら正剛との交際を受け入れてみを引く予定だった。でも、病気のことをあいつじゃなく俺に言った!つまりそれはあいつに隠し事がしたいくらい嫌なとこがある!違うのか!?」光をゆさぶりながら

光「そんなことない!大好きだよ!大好きで仕方ないよ!」

正剛との思い出を思い出しながら

光「いつも、おっちょこちょいで、時間におくれるし、馬鹿みたいなことをいうし、たまにきれいな人をみたらうかれてるし、たまにイラッてする時もあるけど!」

大輝心の声[それ大分理由があるような…汗]

光「でも!」

大輝「!」

大輝を真っ直ぐ見る

光「それをつつむくらい。正直で優しくて、面白くて、明るくて、隣にいて落ち着いて…私の料理をたくさん誉めて、あんないいやついないよ!」

大輝「ならどうして言わないんだ。そんなにいいやつなら力になろうとしてくれるし、お前と一緒にいたいと思うんじゃないか?」

光「…。いえない。それだけは。」

大輝「どうして!」

光「とにかく正剛のためなの!もうほっといて!」

大輝が抱き締める

大輝「…ごめん。落ち着いてくれ。ただ俺はずっとお前をみてきたから。とられてムシャクシャしていたんだ。誰にも言わないから言ってくれ」

光「…」つきはなす背をむけて

光「ありがとう。大輝ごめん。でも言えない、」

大輝「そうかだったら。このまま付き合ってくれ」

光「それもダメだよ。こんな気持ちで付き合えたりしない」

大輝「だったらあいつにいうぞ!いいのか!」

光「それもダメ!」

大輝「だったら俺のそばにいろ!」

光「…大輝。大輝はそうやって脅すようなひとだったんだね。」

大輝「違っ…」

光「いいよ。いても。そのかわり正剛にはいわないでね。」

そう言って光は去っていった。


大輝「…くそ。俺のばか野郎」






















次回予告


大輝「俺のばか野郎」

そうおれはいつもこんなやり方ばっかして、好きなひとに嫌われるんだ。



次回


大輝サイド
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