恋をしようよ
4
土曜日の真昼間、姉ちゃんの花屋で甥っ子達と昼飯を食べていた。
今日はナツのお稽古日だ。
稽古用の花を買おうと、ここに来たわけだが、蓮も桃もうちに来て稽古をすることになってるから、ついでに俺が一緒に連れて行くことになっていた。
いつものお稽古は、大量の花がいるから姉ちゃんが配達してくれるんだけれど、今日は人数が少ないからな。
「カズおじちゃん、今日はどうしたの?なんだかそわそわしてるね。」
まだ小学5年生の桃が、そんな大人っぽいことを言ってくる。
「今日はな、俺の友達もお稽古することになってるからな。」
それだけ言っただけなのに、「女の人でしょ?」ってニコっと上目遣いで桃が笑って言うから、こいつもう魔性の女かよってつくづく思う。
蓮はそんな俺たちのことはお構いなしに、ガツガツとひたすらご飯をかきこんでいた。
食事も終わり、姉ちゃんのチョイスしてくれた稽古花を抱えて近所の駐車場まで自分の車を取りに行った。
いつもはタクシーだけど、今日は酒飲むこともないからね。
後部座席に蓮と桃を乗せて、三人でうちに向かうと、蓮が何か音楽をかけてとせがむので、適当にカーステのスイッチを入れる。
そこから流れてきたのは、チバユウスケのガナリ声で、ああナツの好きだって言ってた曲だなって思い出してしまった・・・
”君と俺とで堕ちるんだ…”
今日はナツのお稽古日だ。
稽古用の花を買おうと、ここに来たわけだが、蓮も桃もうちに来て稽古をすることになってるから、ついでに俺が一緒に連れて行くことになっていた。
いつものお稽古は、大量の花がいるから姉ちゃんが配達してくれるんだけれど、今日は人数が少ないからな。
「カズおじちゃん、今日はどうしたの?なんだかそわそわしてるね。」
まだ小学5年生の桃が、そんな大人っぽいことを言ってくる。
「今日はな、俺の友達もお稽古することになってるからな。」
それだけ言っただけなのに、「女の人でしょ?」ってニコっと上目遣いで桃が笑って言うから、こいつもう魔性の女かよってつくづく思う。
蓮はそんな俺たちのことはお構いなしに、ガツガツとひたすらご飯をかきこんでいた。
食事も終わり、姉ちゃんのチョイスしてくれた稽古花を抱えて近所の駐車場まで自分の車を取りに行った。
いつもはタクシーだけど、今日は酒飲むこともないからね。
後部座席に蓮と桃を乗せて、三人でうちに向かうと、蓮が何か音楽をかけてとせがむので、適当にカーステのスイッチを入れる。
そこから流れてきたのは、チバユウスケのガナリ声で、ああナツの好きだって言ってた曲だなって思い出してしまった・・・
”君と俺とで堕ちるんだ…”