恋をしようよ
「ナツ、お願いがあるんだ。」

そのまま押し倒されそうになるんじゃないかって寸でのところで、俺は彼女の両肩に手をやってじっと目を見て続けた。


そう、このまま流されたら、いつもと同じだ。
なにも変わらない、やったらまたきっとセフレで終わる、そんなのもう耐えられないと思ったんだ。






「結婚を前提に、俺と付き合って…」






たぶんその場の勢いだったと思う、言った後早まったかもって即効後悔をする。


「そんな、急に言われても…」


せっかく積極的に迫ってくれたってのに、ナツはまたいつもの挙動不審に戻りそうだった。



「返事は、やった後でゆっくり考えてからでいいから…」



とりあえず、据え膳食らわば男が廃る、


そのまま彼女を抱き上げると、奥のベットルームにつれていって、続きをはじめることにした。


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