against
「なんだよ、聞いてやろうと思ったのに」
くどい男は嫌いだ。
「あのね、悩みなんて人に話す時点で解決してんだよ。 聞いてもらって解決することなんて悩みじゃない、ただ同情や同意が欲しいだけ」
俊也には悪いけれど、本当にそう思うんだもん。
押し黙ってしまった俊也にトドメを刺した。
「あんたもそうじゃない?」
ほ〜んっとに、私って嫌な奴。人の心を探るような。下手なカマかけて。
自分がされて嫌な事は他人にしないが私のモットーなのに。
そうさせてしまう君の魅力。
魅力?違う、きっと横顔。
あの時のように、いや、あの時よりも悲しく壊れていく気がしたから。
太陽が落ちると明かりのないこの場所は、一気に暗くなってしまうから。
私のことなんてどうでもいいよ。
くどい男は嫌いだ。
「あのね、悩みなんて人に話す時点で解決してんだよ。 聞いてもらって解決することなんて悩みじゃない、ただ同情や同意が欲しいだけ」
俊也には悪いけれど、本当にそう思うんだもん。
押し黙ってしまった俊也にトドメを刺した。
「あんたもそうじゃない?」
ほ〜んっとに、私って嫌な奴。人の心を探るような。下手なカマかけて。
自分がされて嫌な事は他人にしないが私のモットーなのに。
そうさせてしまう君の魅力。
魅力?違う、きっと横顔。
あの時のように、いや、あの時よりも悲しく壊れていく気がしたから。
太陽が落ちると明かりのないこの場所は、一気に暗くなってしまうから。
私のことなんてどうでもいいよ。