against
涙に促された鼻水をずびっとすすって反対側に体を回転させると、俊也の口元は笑っていた。
目だってきっと笑っている。
でもその垂れ下がった目が、落ち込んだ重たい瞼に見えて。
泣いてるように笑っているというのは、こう言うことなんだと思った。
もしも、もしも。
もしも、君が恋人だったのなら。
その痛々しい姿をおもいっきり抱きしめていたと思う。
抱きしめられないからこんなにも、もどかしいのか。
続きを聞くことが出来ないから、やりきれないのか。
『時が進む時計』と『時が戻る時計』
どちらもないから、痛くて苦しいんだよね。
目だってきっと笑っている。
でもその垂れ下がった目が、落ち込んだ重たい瞼に見えて。
泣いてるように笑っているというのは、こう言うことなんだと思った。
もしも、もしも。
もしも、君が恋人だったのなら。
その痛々しい姿をおもいっきり抱きしめていたと思う。
抱きしめられないからこんなにも、もどかしいのか。
続きを聞くことが出来ないから、やりきれないのか。
『時が進む時計』と『時が戻る時計』
どちらもないから、痛くて苦しいんだよね。