地獄的恐怖鬼ごっこ
「うん、ありがとう……」
みのりは顔を引っ込め、ひょいと飛び降りて
私の方へ向かった。

私からタオルを少し強引目に奪い取ると、
私の頭をわしわしと拭いてくれた。

私もみのりも、無言だ。
静かな、夜の暗い雰囲気が感じ取れる。
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