外ではクールな弁護士も家では新妻といちゃいちゃしたい
奏介と同じだけ、いやそれ以上の想いをちゃんと伝えたくて、私はなんとかそう声に出した。
やっぱり猛烈に恥ずかしくて、視線は彼から微妙に逸れてしまう。
「でも……私、メタボにはなりたくない。甘やかさないで」
どこか甘いくすぐったさを断ち切るように、現実的な一言を付け加える。
「ぷっ」
そんな私に、奏介が小さく吹き出して笑った。
「七瀬」
私の髪を指から零し、その手を後頭部に回してきた。
そっと優しく抱き寄せられて、私は彼の肩口に額を預ける。
二週間もの間お預けだった、新婚夫婦らしい生活。
まともに話す時間もなかったんだもの、こうやって奏介に抱きしめてもらえるのはいつ以来だろう。
「……ずっと、こうして欲しかった」
今、奏介の温もりを感じられて、とても幸せだ。
奏介の力強い腕に包まれホッとして、私は彼の肩口でちょっと甘えた言葉を呟く。
それには、奏介も私の耳元でクスッと笑った。
「今夜はたっぷり愛してあげるよ。延び延びになってた結婚初夜なんだから。……ありがたいことに、明日は土曜だしね」
「っ……!」
奏介の囁き通り、今夜はやっと、結婚初夜――。
たっぷり愛される夜を想像して、私は顔を真っ赤に火照らせてしまった。
やっぱり猛烈に恥ずかしくて、視線は彼から微妙に逸れてしまう。
「でも……私、メタボにはなりたくない。甘やかさないで」
どこか甘いくすぐったさを断ち切るように、現実的な一言を付け加える。
「ぷっ」
そんな私に、奏介が小さく吹き出して笑った。
「七瀬」
私の髪を指から零し、その手を後頭部に回してきた。
そっと優しく抱き寄せられて、私は彼の肩口に額を預ける。
二週間もの間お預けだった、新婚夫婦らしい生活。
まともに話す時間もなかったんだもの、こうやって奏介に抱きしめてもらえるのはいつ以来だろう。
「……ずっと、こうして欲しかった」
今、奏介の温もりを感じられて、とても幸せだ。
奏介の力強い腕に包まれホッとして、私は彼の肩口でちょっと甘えた言葉を呟く。
それには、奏介も私の耳元でクスッと笑った。
「今夜はたっぷり愛してあげるよ。延び延びになってた結婚初夜なんだから。……ありがたいことに、明日は土曜だしね」
「っ……!」
奏介の囁き通り、今夜はやっと、結婚初夜――。
たっぷり愛される夜を想像して、私は顔を真っ赤に火照らせてしまった。