外ではクールな弁護士も家では新妻といちゃいちゃしたい
その言葉で、心に巣食っているあの時の恐怖が込み上げてきて、私もゾクッと身を震わせる。
「間に合って、よかった。もしも助けられなかったら……なんて、怖くて考えられない。君を失ったら、俺は生きていけない」
「……奏、介」
喉に引っかかって掠れる声で呼びながら、私の顔の横につかれている奏介の腕に手をかけた。
「心配させて、ごめんなさい」
「……謝らなくていい。確かめさせてくれ。七瀬、君が今もちゃんと、俺のそばにいるってことを」
奏介が、振り絞るような声を重ねた。
小さく震える声に私への渇望が滲み出ていて、私の心を真正面から撃ち抜く。
「早く、欲しい。七瀬、頼むから」
「っ、奏介っ……」
彼への想いが、とめどなく溢れ返る。
まだ全部片付いていないし、あとほんのちょっと我慢すれば、本当にすっきりした気分で、新婚生活を始められる日が来る。
そうわかっているけれど――。
「怖かった。奏介、ぎゅってして……!」
もう、止まらない。
彼の渇望が私にも強く流れ込んできて、同調していく。
「私も、奏介が欲しい……」
わずかに背を浮かせて、奏介の首にしっかりと抱きついた。
「間に合って、よかった。もしも助けられなかったら……なんて、怖くて考えられない。君を失ったら、俺は生きていけない」
「……奏、介」
喉に引っかかって掠れる声で呼びながら、私の顔の横につかれている奏介の腕に手をかけた。
「心配させて、ごめんなさい」
「……謝らなくていい。確かめさせてくれ。七瀬、君が今もちゃんと、俺のそばにいるってことを」
奏介が、振り絞るような声を重ねた。
小さく震える声に私への渇望が滲み出ていて、私の心を真正面から撃ち抜く。
「早く、欲しい。七瀬、頼むから」
「っ、奏介っ……」
彼への想いが、とめどなく溢れ返る。
まだ全部片付いていないし、あとほんのちょっと我慢すれば、本当にすっきりした気分で、新婚生活を始められる日が来る。
そうわかっているけれど――。
「怖かった。奏介、ぎゅってして……!」
もう、止まらない。
彼の渇望が私にも強く流れ込んできて、同調していく。
「私も、奏介が欲しい……」
わずかに背を浮かせて、奏介の首にしっかりと抱きついた。