しゃぼんだま
「こんにちは」
お昼。ある男の子が私に話しかける。
私はいつも独りでご飯をたべる。その方が気楽だから。
どうして、この人は私に話しかけるのだろう。どうして私の事を視界に入れて、くれてるのだろう。
「…」
「こんにちは!!」
「うるさい、聞こえてる…」
「よかった!!」
よかった?なぜ、別に私に構わないでくれていい。友達なんて要らない。
「一緒に食べてもいい?」
そう思うのに…
「いいんじゃない?」
「ありがとう!」
人の温かさを求めている自分がいるんだ…
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