恋したのは狼さん
「俺のせいで友美が倒れたから。俺が友美を家に入れておけば。」

蓮の声はかすれていた。

「俺は、お前がデートを断ったのに不満を抱いていた。本当にぎごめん。」

「蓮、顔上げて。誕生日おめでとう。あの日はね、妹の花蓮ちゃんに蓮の欲しいいものを聞きに行ってたの」



「えっ男と会ってたんじゃないの?」

「私の好きな人は、今もこれから先もずっと蓮だけだよ」
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