人気No. 1ホストに秘密、バレました。



ゲーセンは昼間とは全く違かった。なんというか…いわゆる不良という輩がたくさんいた。


(おいおい。こんな物騒なところにアフターできてんの!?)



「おーい、ハル!これやろうぜ!」



呆然とする俺をよそにアオイさんはシューティングゲームの前に立って片手を振っている。


『俺、シューティングとか苦手なんですけど…』
「だーかーら!練習すんだよ。女はカッコいい男がしゅきっ♡ってな」
『……俺はそんなキスが押した男は例えイケメンでも願い下げですけどね』
「ハルって時々毒舌だよね?」



そう言うアオイさんを横目に100円を入れようとするとそれを制される。



「いーの。アフターの練習なんだから。まずは俺のやり方を見てなって。ハル、今は女役な?…あっ、今じゃなくても女か」
『いつか絶対に順位抜かす…っ』
「俺万年1位だけど?」
『知ってますよ!!!』



半ば半ギレでそう言ってシューティングゲームに付いている銃を構える。


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