セーヌ川に魅せられて~パリジャンとの淡い恋~



一生忘れない。


短い恋だったけど

私はこの恋を絶対に忘れない。



アランと出会えたこのパリを・・・


私はずっとずっと忘れないよ。






「レイ・・・さよなら。げんきで。」




「アラン・・・オ・ルボワール・・・」





さよなら。



大好きです。


ジュテーム、アラン。





仕方がないんだ。



フランスと日本は遠すぎる。





大阪と東京の遠距離恋愛とは訳が違う。


夜行バスに乗って1万円以内で行ける距離じゃない。




会いたいと思っても

会うこともできないし、



話したいと思っても、

フランスは夜中だったりする。




無理なんだ。


最初からわかってた。





でも、ここまでアランと恋することができるなんて

思ってなかった。




ただの片思いで、

キャーキャー言ってるだけの恋だと思ってた。




それなのに・・・


手を握って、

別れを惜しんでくれるアラン。



近くなれた。


言葉も違って、

今まで生きてきた環境も違うのに


アランはとても私に似ていると思った。




隣にいるだけで・・・

アランのことが手に取るようにわかった。



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