セーヌ川に魅せられて～ﾊﾟﾘｼﾞｬﾝとの淡い恋～

聖も悠希も私の気持ちをわかってくれた。


部屋に戻った私達３人は、最後のパリの夜･･･


美味しいワインで乾杯した。




「素敵な出会いに乾杯！！」


「怜の恋に乾杯！！」




市場で買ったチーズとお土産用に買ったワインはあっという間に

３人のお腹の中へと消えた。




もう涙は出ない。


だけど、


もう二度と会えないんだと思うと･･･


胸の奥の方が、キューーーｯとなって苦しいんだ。




アランとの全部の会話を記憶していた。


私はみんなが寝静まった後、忘れないように日記をつけた。




アランが言ってくれた言葉、

アランがしてくれたこと･･･



一生一生一生･･･

忘れない。





アラン、


また会える？




またフランスに来るから。



どうか忘れないで。