お見合い相手は俺様専務!?(仮)新婚生活はじめます
「なんで知ってるの!?」と思わず声を荒げたら、「故意に覗いてないぞ。見えてしまったんだ。だからお前が悪い」と冷静に返された。
今日の日中、たまチョコのシークレットが出た興奮で、私は彰人の寝室に飛び込んだ。
その後、十四時半頃に『行ってくる』と彰人は玄関に向かい、私は出かける前にシャワーを浴びようとバスルームに入った。
一方、彰人は、洗面所に忘れ物をしたことに気づいて、履いたばかりの靴を脱ぎ、廊下を戻ったらしい。
そしてドアを開けたら……脱衣スペースを仕切るカーテンが半分しか閉められていなかった。
脱衣籠には無造作にピンクのレースの下着、上下セットが放り込まれていて、それを意図せずに見てしまった彼は、慌ててカーテンを完全に閉めたという説明であった。
確かに彰人は悪くない。
けれども「見たとしても、わざわざ言わないでよ。恥ずかしいでしょ!」と非難してしまう。
赤信号に捕まって車は停車し、彼が私に顔を向けた。
ニヤリと口角を上げているのは、顔を火照らせて慌てる私を面白がっているからに違いない。
信号はすぐに青に変わり、視線は前方に戻されたが、彼はニヤニヤしながら私をさらなる羞恥へ追いやろうとする。
今日の日中、たまチョコのシークレットが出た興奮で、私は彰人の寝室に飛び込んだ。
その後、十四時半頃に『行ってくる』と彰人は玄関に向かい、私は出かける前にシャワーを浴びようとバスルームに入った。
一方、彰人は、洗面所に忘れ物をしたことに気づいて、履いたばかりの靴を脱ぎ、廊下を戻ったらしい。
そしてドアを開けたら……脱衣スペースを仕切るカーテンが半分しか閉められていなかった。
脱衣籠には無造作にピンクのレースの下着、上下セットが放り込まれていて、それを意図せずに見てしまった彼は、慌ててカーテンを完全に閉めたという説明であった。
確かに彰人は悪くない。
けれども「見たとしても、わざわざ言わないでよ。恥ずかしいでしょ!」と非難してしまう。
赤信号に捕まって車は停車し、彼が私に顔を向けた。
ニヤリと口角を上げているのは、顔を火照らせて慌てる私を面白がっているからに違いない。
信号はすぐに青に変わり、視線は前方に戻されたが、彼はニヤニヤしながら私をさらなる羞恥へ追いやろうとする。