無敵の剣
ただ…



必死に戦い抜いたのは

私がひとりじゃなく



何度も



藤堂さんからの激があり


怪我をしないという約束


みたらし団子を作る約束





そして…




幼い頃から剣術を習い

壱や道場の誰にも負けたくないという




あの頃の士気が私に今もあった







私は、新選組の隊士であることを誇る








ここで死んでもいいとさえ思った




仲間の為なら、惜しくないと


















真っ赤な地面に横たわる

この人達にも

そんな、仲間や家族がいるだろう








そう気づいて、私は自身のしたことに
気分が悪くなった




でも、ここで退くわけにはいかない





私は、まだ雪に何も返せてない



















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