無敵の剣
散々迷っていた一歩を押された事で
踏み出した
「すみません!!!余所見して!!!」
頭を深く下げられた姿を見て
「いや、こんな所で立ち止まっていた私に非がある どうか、頭を上げて下さい」
バッと、顔を上げキラキラした瞳で
見つめられる
というより…見下ろされている
この男…
幼顔に似つかわしくない
恐ろしく強い剣の腕があると見た
「総司!!お前は、また遅刻かよ!!!」
少し先で、鬼のように怒鳴る男に
ヘラッと笑い
「えー?間に合ったでしょう!?」
戯けてみせる姿に、気が抜ける
「お怪我は、ありませんか?」
「はい 私は大丈夫です 貴方は?」
「エヘッ 丈夫なのが私の取り得です!」
つられて私も微笑む
「総司の友か?」
怒鳴っていた男が、総司と呼ばれる
幼顔…よく見れば私より華奢じゃないかと
思うほど細い…が、長い男の隣に立つ
こちらは、本当に丈夫そうな体格だ
それに… 世の女が好む顔だな
「私が慌てていたせいで、ぶつかってしまったんです それで、謝っていたところです」
「ったく!! だから、早めに行動しろって言ってんのに!!!
すまねぇな 許してやってくれ!」
「私が、道を塞いでいたせいです
こちらこそ、申し訳ない」
踏み出した
「すみません!!!余所見して!!!」
頭を深く下げられた姿を見て
「いや、こんな所で立ち止まっていた私に非がある どうか、頭を上げて下さい」
バッと、顔を上げキラキラした瞳で
見つめられる
というより…見下ろされている
この男…
幼顔に似つかわしくない
恐ろしく強い剣の腕があると見た
「総司!!お前は、また遅刻かよ!!!」
少し先で、鬼のように怒鳴る男に
ヘラッと笑い
「えー?間に合ったでしょう!?」
戯けてみせる姿に、気が抜ける
「お怪我は、ありませんか?」
「はい 私は大丈夫です 貴方は?」
「エヘッ 丈夫なのが私の取り得です!」
つられて私も微笑む
「総司の友か?」
怒鳴っていた男が、総司と呼ばれる
幼顔…よく見れば私より華奢じゃないかと
思うほど細い…が、長い男の隣に立つ
こちらは、本当に丈夫そうな体格だ
それに… 世の女が好む顔だな
「私が慌てていたせいで、ぶつかってしまったんです それで、謝っていたところです」
「ったく!! だから、早めに行動しろって言ってんのに!!!
すまねぇな 許してやってくれ!」
「私が、道を塞いでいたせいです
こちらこそ、申し訳ない」