無敵の剣
「ずいぶん楽しそうだな?
こっちに来い! 俺たちの相手もしろ!」
鈴木さんにグイッと腕を引かれ立たされる
「いっ痛っ!」
この人の爪は、本当に武器みたいだ
着物ごしだけど、二の腕に刺さる
私の体はいいけど、着物を傷つけたら
殴り飛ばす!
心の中で気合いを入れる
「ねぇ?幸さん?
生まれはどちら?」
伊東さんが、私に問う
「江戸です」
「生まれつきなの?その目」
「いえ 京に来る前です」
「斎藤君とは、どういう関係?」
「私が京に来てから、彼が新選組に入隊するまで一緒に暮らしておりました」
「火事で焼けたあの家で?」
伊東さんが、私達の家を知っていた
だとしたら、集落ごと焼く必要はなかった
「そうです」
私は、冷静に会話をする
「斎藤君とあなた、そっくりね」
「私は、見えないからわかりません
でも、よくそう言われるので
彼は、一ちゃんと呼ばれ
女の子と間違われてましたね」
「そう 本当にそっくりよ
まるで… 双子みたい」
伊東さんがいるであろう方向へ
ニコリと笑う
「嬉しいです」
「伊東さん、悪いが
コイツは、うちの客だ」
今度は、土方さんが来た
「なぁに?自分の物みたいに
ただお話ししていただけなのに
ね!幸さん!?」
「ふふっ ええ! 私と一がそっくりだと
話していたんですよ」
ニコリと笑う
雪らしくニコニコしていよう
「土方さんも一緒にお話ししましょう!」
「え!?」 「っ!?」
なるほど
この2人は、やはり犬猿の仲なんだな
こっちに来い! 俺たちの相手もしろ!」
鈴木さんにグイッと腕を引かれ立たされる
「いっ痛っ!」
この人の爪は、本当に武器みたいだ
着物ごしだけど、二の腕に刺さる
私の体はいいけど、着物を傷つけたら
殴り飛ばす!
心の中で気合いを入れる
「ねぇ?幸さん?
生まれはどちら?」
伊東さんが、私に問う
「江戸です」
「生まれつきなの?その目」
「いえ 京に来る前です」
「斎藤君とは、どういう関係?」
「私が京に来てから、彼が新選組に入隊するまで一緒に暮らしておりました」
「火事で焼けたあの家で?」
伊東さんが、私達の家を知っていた
だとしたら、集落ごと焼く必要はなかった
「そうです」
私は、冷静に会話をする
「斎藤君とあなた、そっくりね」
「私は、見えないからわかりません
でも、よくそう言われるので
彼は、一ちゃんと呼ばれ
女の子と間違われてましたね」
「そう 本当にそっくりよ
まるで… 双子みたい」
伊東さんがいるであろう方向へ
ニコリと笑う
「嬉しいです」
「伊東さん、悪いが
コイツは、うちの客だ」
今度は、土方さんが来た
「なぁに?自分の物みたいに
ただお話ししていただけなのに
ね!幸さん!?」
「ふふっ ええ! 私と一がそっくりだと
話していたんですよ」
ニコリと笑う
雪らしくニコニコしていよう
「土方さんも一緒にお話ししましょう!」
「え!?」 「っ!?」
なるほど
この2人は、やはり犬猿の仲なんだな