無敵の剣
正解は、ない
伊東さんと近藤さんが、帰ってきた
年が明け、すぐに広島に行くとの事で
屯所は、バタバタしていた
私は、土方さんの部屋に行き
頭を下げた
「広島に行かせて下さい」
「俺は… お前を遠くにやらねぇ」
「帰って来ます!約束します!」
「離れたくねぇんだよ」
土方さんが、私の肩を起こす
「それに… 今回は、山崎をつける
近藤さんや伊東さんが、向こうで何してるか… 俺も気になる
だから、俺のそばにいて欲しい
何か、気になることがあるなら山崎に探らせるから、それでいいだろう?」
確かに…
目の見えない私が行けば
足手纏いだし
ゼンさんの居場所までたどり着けるか…
「ゼンさん… どうしてるかなって…」
「アイツなら、農業するって張り切ってたじゃねえか」
「本当に、農業してるか、知りたい」
「未練あんのか?」
それ、どういう意味?
「ゼンと… 行きたいって言ってたろ?
ここに残って後悔してんのか?」
「ああ そういう事じゃない」
上手く言えそうにないな…
「ゼンさんは、大事な友だから」
失いたくない
年が明け、すぐに広島に行くとの事で
屯所は、バタバタしていた
私は、土方さんの部屋に行き
頭を下げた
「広島に行かせて下さい」
「俺は… お前を遠くにやらねぇ」
「帰って来ます!約束します!」
「離れたくねぇんだよ」
土方さんが、私の肩を起こす
「それに… 今回は、山崎をつける
近藤さんや伊東さんが、向こうで何してるか… 俺も気になる
だから、俺のそばにいて欲しい
何か、気になることがあるなら山崎に探らせるから、それでいいだろう?」
確かに…
目の見えない私が行けば
足手纏いだし
ゼンさんの居場所までたどり着けるか…
「ゼンさん… どうしてるかなって…」
「アイツなら、農業するって張り切ってたじゃねえか」
「本当に、農業してるか、知りたい」
「未練あんのか?」
それ、どういう意味?
「ゼンと… 行きたいって言ってたろ?
ここに残って後悔してんのか?」
「ああ そういう事じゃない」
上手く言えそうにないな…
「ゼンさんは、大事な友だから」
失いたくない