無敵の剣
藤堂さんは、戸惑っていた
記憶が無いんだ…
「藤堂さんは、幸に毒薬を飲ませていない」
「飲ませた!俺が… 毒薬を…」
「藤堂さん! 伊東さんに言われて
思い込んでいるんだ
私は、藤堂さんがどんな人か
ちゃんと知っている」
ゼンさんから、幸に毒薬を盛った人物が
藤堂さんかもしれないと文にあった
だけど、私は雪から聞いていた
「江戸で、幸を助けてくれた人がいる
毒薬を飲まなくてすんだし
その人は、仲間を裏切って逃がしてくれたんだと
元々、子供の頃の毒薬で体が弱かった
病もあったから、京に来ることは決まっていた
目が見えなくなって、助けてくれた人の顔がわからないって
だから… 私にその人を探して欲しいと
言われていた
私は、その人物が藤堂さんだと確信してる
幸を助けてくれて、ありがとう
幸の代わりに、礼を言う」
ポロポロと子供のように
大粒の涙を流す
藤堂さんの顔を拭う
「藤堂さんは、悪くない!
絶対に、女、子供に手を出したりしない!」
土方さんは、暗殺に藤堂さんを使ったことがない
藤堂さんには、出来ない
記憶が無い藤堂さんには、確信が持てないらしく、こうして泣くんだろう
「藤堂さん! 帰ろう!」
「うん 帰ろう」
記憶が無いんだ…
「藤堂さんは、幸に毒薬を飲ませていない」
「飲ませた!俺が… 毒薬を…」
「藤堂さん! 伊東さんに言われて
思い込んでいるんだ
私は、藤堂さんがどんな人か
ちゃんと知っている」
ゼンさんから、幸に毒薬を盛った人物が
藤堂さんかもしれないと文にあった
だけど、私は雪から聞いていた
「江戸で、幸を助けてくれた人がいる
毒薬を飲まなくてすんだし
その人は、仲間を裏切って逃がしてくれたんだと
元々、子供の頃の毒薬で体が弱かった
病もあったから、京に来ることは決まっていた
目が見えなくなって、助けてくれた人の顔がわからないって
だから… 私にその人を探して欲しいと
言われていた
私は、その人物が藤堂さんだと確信してる
幸を助けてくれて、ありがとう
幸の代わりに、礼を言う」
ポロポロと子供のように
大粒の涙を流す
藤堂さんの顔を拭う
「藤堂さんは、悪くない!
絶対に、女、子供に手を出したりしない!」
土方さんは、暗殺に藤堂さんを使ったことがない
藤堂さんには、出来ない
記憶が無い藤堂さんには、確信が持てないらしく、こうして泣くんだろう
「藤堂さん! 帰ろう!」
「うん 帰ろう」