無敵の剣
謹慎1日目



「行くのか…?」


永倉さんに聞いた情報で

伊東さんが独立を考えての人集め中で
私の意志を確認して来た



「はい」



土方さんが、眉をひそめる



「山崎さんと伝達をする訓練をしないと」



土方さんが、目を開く



「お前… 密偵として行くのか!?」


「密偵は、ついでだ
藤堂さんをひとりにしたくない」


「平助… 本気みてぇだな…」


「はい」


冷静に会話をしなければ…




「平助を選ぶってことか?」




選ぶ???




恋仲にってこと???



土方さんには、そう見えるんだ??






だったら…




「私、藤堂さんと口づけをしました」




土方さんが私から、顔をそらした




「……そうか」















残り、2日間は挨拶のみ

お互い、目を合わせることもなかった










嫌われてしまったかな…
















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