無敵の剣
「こい!」
土方さんが、私を無理矢理立ち上がらせ
手を引いて歩く
その速さに、転けないようついていく
ドサッ
布団の敷かれた個室に投げ飛ばされる
もう、嫌な予感しかない
「山崎にお前らをつけさせた」
「でしょうね」
「お前は、警戒心もなければ
自尊心もねぇのかよ!!」
土方さんの手が私の胸ぐらを掴む
「好き勝手させてんなよ!!」
土方さんは、私に乱暴しない
嘗ては、その安心があった
「離して…」
脱がされることへの身構えは出来ている
どうせ、サラシを巻いている
でも、襲われることは、考えていない
土方さんは、無理強いしないと
信じていたから
乱暴に私を押し倒して、唇を奪う
着物を乱され
私は、必死に抵抗する
こんな……
無理矢理に……
酷い……
私は、身体を懸命にくねらせ
土方さんを押し退けた
ゴツッ
反動で、私は左の口許をぶつける
「イッ…タァ…」
「大丈夫か!?一!」
私は、着物を整える
心を落ちつかせようと、土方さんから
離れる
「ふふっ ははっ 」
前なら、2人だし何も考えずに泣けた
もう、泣けもしないのだと
笑ってしまう
「一、すまない」
「……密偵の仕事は、きちんとする
信じてないなら、期待するな」
土方さんが、私を無理矢理立ち上がらせ
手を引いて歩く
その速さに、転けないようついていく
ドサッ
布団の敷かれた個室に投げ飛ばされる
もう、嫌な予感しかない
「山崎にお前らをつけさせた」
「でしょうね」
「お前は、警戒心もなければ
自尊心もねぇのかよ!!」
土方さんの手が私の胸ぐらを掴む
「好き勝手させてんなよ!!」
土方さんは、私に乱暴しない
嘗ては、その安心があった
「離して…」
脱がされることへの身構えは出来ている
どうせ、サラシを巻いている
でも、襲われることは、考えていない
土方さんは、無理強いしないと
信じていたから
乱暴に私を押し倒して、唇を奪う
着物を乱され
私は、必死に抵抗する
こんな……
無理矢理に……
酷い……
私は、身体を懸命にくねらせ
土方さんを押し退けた
ゴツッ
反動で、私は左の口許をぶつける
「イッ…タァ…」
「大丈夫か!?一!」
私は、着物を整える
心を落ちつかせようと、土方さんから
離れる
「ふふっ ははっ 」
前なら、2人だし何も考えずに泣けた
もう、泣けもしないのだと
笑ってしまう
「一、すまない」
「……密偵の仕事は、きちんとする
信じてないなら、期待するな」