無敵の剣
伊東さんは、なぜ

私達に、助言するのだろう






あるときは、味方

あるときは、敵







本当の伊東さんがわからない












体調崩して以来、平助と同室になった

その部屋から

刀を血に染めた鈴木が出てきた




誰の血…

なんて、聞かなくてもわかる




「鈴木… 
殺されたいなら、私に向かってこい!!!」




ネコや桜が、何をした!?

私は、怒りに刀に手をかける






「るせぇ猫、斬ったくれぇで騒ぐなよ」



ニヤリと笑った鈴木が憎く、睨みつけた




「静かになったんだ
感謝して貰いたいくらいだ」




私は、刀を抜いた




「殺す」




鈴木へ切っ先を向けたその時




「斎藤君、藤堂君!?
何をしている? 三樹三郎に刀を向けるなんて、許さないよ!!!」
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