無敵の剣
割って入った伊東さんは、私の言い分なんて、聞こうともしなかった




それに、気配すら潜め俯く平助



なんなんだ!?







「気色悪い…」



「はあ?なんだと!?」


「猫達は、私の家族だ
あんたも家族を殺されてみるか?」




切っ先を伊東さんへ向けた



結局、この人は、気をつけろなんて言って
私達を信じてなんていないし




「家族なら… 殺されてるよ…
お前の友のせいでな…」



「三樹三郎!!  
斎藤君、藤堂君、弟が猫を斬ったのかい?」



「その刀見ればわかるだろう」


「悪かったね… 三樹三郎!!こい!!」





伊東さんが鈴木を連れて行った



謝るべきは、鈴木だろ!!!




真っ青な平助とネコ達の墓を作り

部屋を私が使っていた部屋に移った





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