無敵の剣
「平助… もしかしたら…」





私が話し掛けると平助は、肩をビクッと
上げた




「平助…話してくれ」




「……鈴木さんの恋仲だったらしいんだ
俺が姫と間違って斬った娘…
なのに、伊東さんと鈴木さんに助けられて
俺… その事を思い出して…
ごめん!! 俺のせいだ…
ネコ達が斬られたのは、俺が…」




恐らく…


鈴木も勘づいている


伊東さんは、もっと前に把握し

記憶のない平助を見張っていた?








これじゃまるで








「私達、伊東さんの飼い猫みたいだな…」















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