無敵の剣
「家茂様にお願いがございます
私は、刀を使えます
どうか、護衛をさせて下さい」
家茂様が、少し驚いた表情をされたあと
「姉上が、頼んだのかな?
……すまない
俺が、頼りないばかりに…」
困った顔をされた
困らせるつもりも
謝られることもない
「いけませんか?」
「いや、気持ちはありがたい
其方が俺の友となり、そばにいてくれれば
楽しいだろう…
しかし、女子に刀を持たせるのは…
どうも… 気になる すまない…」
「いえ、お気遣いさせて申し訳ないです」
私が、男だったら雇ってくれたな
妙な確信を持ちながら
城を出た
「一さん、僕は江戸へ戻りますが貴方は?」
「私は…少し、大阪でのんびりします」
松本医師と別れた
ぶらぶら歩くだけでもいい
こちらの道場で学ぶのもいい
何もない、私に戻っただけ
ネコ…
良い子にしてるかなぁ
隣のお婆さんに預けたネコを思い出した
イタズラしてなければいいが
私は、刀を使えます
どうか、護衛をさせて下さい」
家茂様が、少し驚いた表情をされたあと
「姉上が、頼んだのかな?
……すまない
俺が、頼りないばかりに…」
困った顔をされた
困らせるつもりも
謝られることもない
「いけませんか?」
「いや、気持ちはありがたい
其方が俺の友となり、そばにいてくれれば
楽しいだろう…
しかし、女子に刀を持たせるのは…
どうも… 気になる すまない…」
「いえ、お気遣いさせて申し訳ないです」
私が、男だったら雇ってくれたな
妙な確信を持ちながら
城を出た
「一さん、僕は江戸へ戻りますが貴方は?」
「私は…少し、大阪でのんびりします」
松本医師と別れた
ぶらぶら歩くだけでもいい
こちらの道場で学ぶのもいい
何もない、私に戻っただけ
ネコ…
良い子にしてるかなぁ
隣のお婆さんに預けたネコを思い出した
イタズラしてなければいいが