無敵の剣
大喜びで駆けていく


そろそろかな?




「バタバタ走るなっ!!!」

「すっ すみませんっ!!!」



「クスクスッ」



帰って来た






部屋に荷物を置き


庭を眺める



ちょっと前に沖田さんと療養部屋にいて
復帰が認められてすぐに外に出された
この屯所には、まだ思い出がない


これから


もう一度、始めよう














道着に着替え、土方さんの部屋を目指す

確か、ここら辺で声がしていたはず




「ダメだ!!お前が斎藤にたのんだんだろ?
へんなお願いしてんじゃねぇ!!!」



どうやら、許可が貰えていないらしい



「土方さん」

「…入れ」



2人が不思議そうに見つめる



「2人とも、声が大きいんで」


疑問を解消し
土方さんの前に座り、頭を下げた




「戻りました
早速では、ありますが
市村君に手合わせを願いました
よろしいでしょうか」



「……ああ」





すっごく不満そうに、許してくれた


















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