無敵の剣
土方さんが私に意見を聞いてくれる


頭の中を整理する





「この事を会津公と慶喜様にお知らせしましょう 御旗かどうかは、不明ですが
何かしらの策を練る必要があるかと
……もっと、警戒するべきでした
御陵衛士であるとき、銃術や砲術の稽古を
たくさんしました
あれが、戦に備えての事だったなんて…」



「悔やんでも仕方ねぇ
早急に、動かねぇとな…
お前から見ても、今の新選組は
士気が落ちてるだろ?」



「ええ」



「どうだ? 立て直せそうか?」



「やるしかない」



土方さんが微笑んだ




胸がキュンとなる




「土方さん、間者がいる恐れもある
戦と聞いて、混乱する可能性もある
内密に動きましょう」


「そうだな」












すぐに山崎さんが呼ばれ

会津にいる壱と夜にコッソリ密会して

明日、会津公と慶喜様に拝謁する事が
決まった















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