無敵の剣
屯所までの気まずい道のり
屯所に帰ると
出迎えた平隊士らの怯えきった姿に
私が怒らせたんだと申し訳なくなる
数日後
夕餉の後に、土方さんの部屋へ
誤解を解くのは今さら面倒だが
このままでは、平隊士らが可哀相だ
なにせ、稽古の荒っぽさが増した
戦に備えての事だとしても、怖い
鬼の生まれ変わり説があるほどだ
「どうした?珍しいな」
珍しいというより、初めてだろう
こんな刻限にひとりで
あー、なんか、緊張してきた
胃が…
「一」
ドキッ
「は、はい」
「ふっ 緊張してんのか?」
意地悪な笑みにも、胸が高鳴る
世の女が見たら、悲鳴ものだ
「あの…」
言い掛けて、先ほどハジメと、名で呼ばれたことを思い出し、さらにドキドキする
「そんな顔されると、期待すんじゃねぇか」
土方さんの手が私の肩を掴むと
グイッと引き寄せられて
顔と顔が、近い!!!
「それとも… 抱かれに来たのか?」
私……失神しそう
うっとりと土方さんの顔から目が離せない
からかうように、口角を上げにやけるとこ
目を細め、おでこを合わせて
クスクス笑うとこ
ヤバイ
私、今、完全に女になってる
屯所に帰ると
出迎えた平隊士らの怯えきった姿に
私が怒らせたんだと申し訳なくなる
数日後
夕餉の後に、土方さんの部屋へ
誤解を解くのは今さら面倒だが
このままでは、平隊士らが可哀相だ
なにせ、稽古の荒っぽさが増した
戦に備えての事だとしても、怖い
鬼の生まれ変わり説があるほどだ
「どうした?珍しいな」
珍しいというより、初めてだろう
こんな刻限にひとりで
あー、なんか、緊張してきた
胃が…
「一」
ドキッ
「は、はい」
「ふっ 緊張してんのか?」
意地悪な笑みにも、胸が高鳴る
世の女が見たら、悲鳴ものだ
「あの…」
言い掛けて、先ほどハジメと、名で呼ばれたことを思い出し、さらにドキドキする
「そんな顔されると、期待すんじゃねぇか」
土方さんの手が私の肩を掴むと
グイッと引き寄せられて
顔と顔が、近い!!!
「それとも… 抱かれに来たのか?」
私……失神しそう
うっとりと土方さんの顔から目が離せない
からかうように、口角を上げにやけるとこ
目を細め、おでこを合わせて
クスクス笑うとこ
ヤバイ
私、今、完全に女になってる