無敵の剣
どれほど寝ていたのだろう…
船から店に場所が変わり、未だに宴が
続いていた
「おっ?斎藤、具合はどうだ?」
バカ騒ぎしながらも、私が起きたことに
いち早く気づいて、顔を覗き込んできた
「大丈夫そうです
面目ない…ご面倒をお掛けしました」
起き上がり、礼を言うと
バシッ
「カタッ苦しい奴だなぁ!!!
はっはっはっ!!!」
痛い…
永倉さんが、軽く叩いたであろう背中
その後もバシバシッと続く
ようやく手が止まり
はぁ~ と、息を吐く
「そうやって、楽にしてろ
あんまり、気を張るな」
ニカッと笑い酒を呑む
気さくな人だなぁ
年上だからか?
店の人が水を持ってきてくれた
沖田さんが永倉さんと入れ替わりに来て
「すみません… 私が無理に舟に乗せて
窮屈な思いをさせたから…」
受け取った湯呑みの、水を呑む
「乗ったのは、私だ
沖田さんが謝ることはない
私は、舟に弱いらしい…」
「斎藤君… やはり、君は思っていた通りの
人物のようだね
実は… 」
沖田さんが言い掛けて、窓に視線を移した
外が騒がしく、耳を澄ますと
なにやら喧嘩をしている様子だった
船から店に場所が変わり、未だに宴が
続いていた
「おっ?斎藤、具合はどうだ?」
バカ騒ぎしながらも、私が起きたことに
いち早く気づいて、顔を覗き込んできた
「大丈夫そうです
面目ない…ご面倒をお掛けしました」
起き上がり、礼を言うと
バシッ
「カタッ苦しい奴だなぁ!!!
はっはっはっ!!!」
痛い…
永倉さんが、軽く叩いたであろう背中
その後もバシバシッと続く
ようやく手が止まり
はぁ~ と、息を吐く
「そうやって、楽にしてろ
あんまり、気を張るな」
ニカッと笑い酒を呑む
気さくな人だなぁ
年上だからか?
店の人が水を持ってきてくれた
沖田さんが永倉さんと入れ替わりに来て
「すみません… 私が無理に舟に乗せて
窮屈な思いをさせたから…」
受け取った湯呑みの、水を呑む
「乗ったのは、私だ
沖田さんが謝ることはない
私は、舟に弱いらしい…」
「斎藤君… やはり、君は思っていた通りの
人物のようだね
実は… 」
沖田さんが言い掛けて、窓に視線を移した
外が騒がしく、耳を澄ますと
なにやら喧嘩をしている様子だった