無敵の剣
「すっ/////すみません!!!
なんだか、母のように思ってしまって///」



今度は、私が嬉しく思い赤くなる





「私は、一生母になれないと思っていた
嬉しいよ」




もじもじと赤くなった2人が俯く





「鉄!…斎藤さん? どうしたんです?」




市村君の兄が、探しに来たらしい



「「なんでもない!!!」」



「はあ?副長が集まるようにと…」











動ける人員が集められた



怪我人と戦に不慣れな者を先に逃がすことになり、永倉さんが先陣と原田さんが殿軍を任された



出立後



動きの遅い彼らの為に
時間を稼ぐ必要があり



「斎藤 撹乱してこい」




自ら、口づけして以来
恥ずかしくて、目を合わせていなかった


しかし、土方さんが私を前みたいに
扱ってくれることが嬉しかった


パッと顔を上げると


ニヤリと笑う



土方さんにつられて、私も笑う



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