無敵の剣
甲州に向けて、出立し
「斎藤さん!土方さんから指令です!
敵が待ち伏せしていないか、見てくるようにと!」
「わかった」
嘘だろうな…
わかっていて、私は隊列を抜け出し
先を偵察しにいった
打たれても良い
役に立つなら…
嘘でも、良い
必要として貰えるなら
「斎藤君…」
城をめぐって合戦になれば、指揮をとるのは、復帰した近藤さんだ
病を圧して出陣した沖田さんが
私をつけてきていた
考えごとをしていたせいで
気づかなかったのか
沖田さんの力なのか
私は、沖田さんに苦笑いしてみせた
「近藤さんに怒られますよ?」
「君こそ!! 土方さんに怒られるのわかっていて、どうしてこんなこと!!!
あの子が嘘をついたとわかることなのに!」
「……なんで、かな」
とりあえず
沖田さんを巻き添えには、出来ない
「沖田さん、戻って下さい」
「私も、付き合いますよ」
沖田さんは、真剣な眼差しで言った
「この偵察が私の最期の仕事でしょう
最期の仕事を一としたいんだ」
私は、やはり沖田さんには敵わない
「よろしくお願いします!」
こちらから、頭を下げた
申し訳ない気持ちと感謝の気持ち
これから、土方さんに怒られ
見放されることが決まっている
私は、変な顔で笑った
「すみません 変な顔で」
「ぶっ!! 我慢しないでよ!」
「我慢してるつもりなくて、こんな顔になる
み、みるな!」
「斎藤さん!土方さんから指令です!
敵が待ち伏せしていないか、見てくるようにと!」
「わかった」
嘘だろうな…
わかっていて、私は隊列を抜け出し
先を偵察しにいった
打たれても良い
役に立つなら…
嘘でも、良い
必要として貰えるなら
「斎藤君…」
城をめぐって合戦になれば、指揮をとるのは、復帰した近藤さんだ
病を圧して出陣した沖田さんが
私をつけてきていた
考えごとをしていたせいで
気づかなかったのか
沖田さんの力なのか
私は、沖田さんに苦笑いしてみせた
「近藤さんに怒られますよ?」
「君こそ!! 土方さんに怒られるのわかっていて、どうしてこんなこと!!!
あの子が嘘をついたとわかることなのに!」
「……なんで、かな」
とりあえず
沖田さんを巻き添えには、出来ない
「沖田さん、戻って下さい」
「私も、付き合いますよ」
沖田さんは、真剣な眼差しで言った
「この偵察が私の最期の仕事でしょう
最期の仕事を一としたいんだ」
私は、やはり沖田さんには敵わない
「よろしくお願いします!」
こちらから、頭を下げた
申し訳ない気持ちと感謝の気持ち
これから、土方さんに怒られ
見放されることが決まっている
私は、変な顔で笑った
「すみません 変な顔で」
「ぶっ!! 我慢しないでよ!」
「我慢してるつもりなくて、こんな顔になる
み、みるな!」