無敵の剣
鬼の目にも…
良く晴れた日



産後の回復が遅い佐代子に代わり
子供の世話をする為

息子の宗一郎を連れて帰ることになった


突然で驚くだろうと思っていたが
子供好きな沖田さんなら、大丈夫だろうと
家までおんぶして歩けば
近所の人々から、私の子供と勘違いされる

「子供を迎えに行ってたのかい?」

「やっと親子3人で暮らせるねぇ!」


私が身重に見えていたのだろうか…
あまり、否定すると怪しいものだ


「どーも」



そそくさと家に入る


「宗次郎さん、只今戻りました!」



と、言いながら

沖田さんのお気に入りの縁側へ


ピタリ


私の足が止まる




この気配は…


土方さんだ…




冷静に 冷静に




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