無敵の剣
壱と再会出来たのは、その日の夜遅く


「待たせたな」


一回りも二回りもたくましくなった壱は、土方さんから
会津新選組を任され、指揮をとっていた


沖田さんの訃報に、男泣きし


「沖田さん…」



とても、悔しがっていた


「沖田さんは、最期まで立派だった
本当に… 強かった…」


私の言葉に、壱は頷く


私たち、2人とも沖田さんに甘えてばかりだったから





斎藤を翌日帰した

私は、壱と斎藤一として2つに分けた隊をそれぞれ指揮した
私達を見分けられることが出来ないのは、敵も同じ


見事に撹乱することが出来た
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