無敵の剣
「大砲をあの位置に打ったら、反動で船がコッチに脱けられませんか?」


「大砲を岸に向かって打つんですか!?」


「ええ、榎本さん達が報告を終えているでしょう
土方さんは、私が考えそうなことは、わかります
これで脱けられないのなら、船を諦め私達も脱出します」


「俺は、この船に残る
これは、俺の船なんだ…」


「中島さん、時間はありません
貴方が決断して下さい」





刀を捨てろ
そう言っているようなものだと理解している

だが、助ける為だ






一刻




中島さんが決断するのにかかった





天候が悪化する兆しがあり、決断を迫られたのだ










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