無敵の剣
まだ、癒えてない
雪を失った悲しみを思い出す
「彼女に出会わなければ…
今、ここにはいなかった」
「彼女に、感謝しなくちゃ」
藤堂さんが、微笑む
「にゃあーん」
「このネコは、彼女の形見なんだ」
「にやあ」
「話してくれて、ありがとな」
永倉さんが、微笑む
「俺達に出会わせてくれた恩人か」
原田さんが、ニカッと笑う
その後ろで、近藤さんや土方さんが微笑む
私は、やはり自分の事を話すのが苦手だ
「斎藤」
「はい」
「猫達の世話もいいが、疲れてんだろ
早く寝ろよ」
「はい」
おやすみ と、挨拶を交わす
こんな当たり前が、あたたかい
私は、雪を救えず
雪の願いを叶える為にここに来て
人を殺め
あまりの無力さに、少し焦っていた
役に立たなければ
そう思うのに
皆を遠ざけようとしたり
結局、皆と交わりたかったり
不安定すぎるな…
雪を失った悲しみを思い出す
「彼女に出会わなければ…
今、ここにはいなかった」
「彼女に、感謝しなくちゃ」
藤堂さんが、微笑む
「にゃあーん」
「このネコは、彼女の形見なんだ」
「にやあ」
「話してくれて、ありがとな」
永倉さんが、微笑む
「俺達に出会わせてくれた恩人か」
原田さんが、ニカッと笑う
その後ろで、近藤さんや土方さんが微笑む
私は、やはり自分の事を話すのが苦手だ
「斎藤」
「はい」
「猫達の世話もいいが、疲れてんだろ
早く寝ろよ」
「はい」
おやすみ と、挨拶を交わす
こんな当たり前が、あたたかい
私は、雪を救えず
雪の願いを叶える為にここに来て
人を殺め
あまりの無力さに、少し焦っていた
役に立たなければ
そう思うのに
皆を遠ざけようとしたり
結局、皆と交わりたかったり
不安定すぎるな…