無敵の剣
土方さんと2人きり、隣を歩くのは
初めてだ
「斎藤の事、疑ってねぇから」
「はい」
「ゼンとは、長い付き合いだろうから
なんか… 俺が自信ねぇつーか
斎藤にとって
俺が、良い上司かわかんねぇから」
意外だ
土方さんは、見かけによらず
臆病らしい
ゼンさんと会った回数を考え
指を4つ立てて見せた
「なんだ?」
「ゼンさんと会った回数」
「は?4回?」
「そうです」
「お前……誰にでも
ホイホイついていくのか?」
「そんなわけないでしょう
ちゃんと選んでますよ」
「ったく!ゼンの奴!」
「フフッ ゼンさんの事は、私も知りません
でも、亡くなった彼女が信用していた人は
私も信用します」
「なら、俺も
お前が信用している奴は、信用する」
「土方さん」
「ん?」
「良い上司ですよ」
「………」
「クスッ 怒ると鬼みたいだけど」
「るせっ/////」
私は、いつか…新選組を出て行きます
雪に頼まれた事を終えたら…
「そうそう、ゼンさんの主…
局中法度を無効に出来る人ですから」
「はぁ アイツ上役なのかよ
会津にいたかなぁ」
会津…
壱がいる
「土方さん…」
「ん」
〝会津にいるのは、私の弟です〟
言って、信じてくれるだろうか
「急がないと!門限間に合わないですよ」
「おお!急ごう!」
私も、臆病だ
初めてだ
「斎藤の事、疑ってねぇから」
「はい」
「ゼンとは、長い付き合いだろうから
なんか… 俺が自信ねぇつーか
斎藤にとって
俺が、良い上司かわかんねぇから」
意外だ
土方さんは、見かけによらず
臆病らしい
ゼンさんと会った回数を考え
指を4つ立てて見せた
「なんだ?」
「ゼンさんと会った回数」
「は?4回?」
「そうです」
「お前……誰にでも
ホイホイついていくのか?」
「そんなわけないでしょう
ちゃんと選んでますよ」
「ったく!ゼンの奴!」
「フフッ ゼンさんの事は、私も知りません
でも、亡くなった彼女が信用していた人は
私も信用します」
「なら、俺も
お前が信用している奴は、信用する」
「土方さん」
「ん?」
「良い上司ですよ」
「………」
「クスッ 怒ると鬼みたいだけど」
「るせっ/////」
私は、いつか…新選組を出て行きます
雪に頼まれた事を終えたら…
「そうそう、ゼンさんの主…
局中法度を無効に出来る人ですから」
「はぁ アイツ上役なのかよ
会津にいたかなぁ」
会津…
壱がいる
「土方さん…」
「ん」
〝会津にいるのは、私の弟です〟
言って、信じてくれるだろうか
「急がないと!門限間に合わないですよ」
「おお!急ごう!」
私も、臆病だ