無敵の剣
ゼンさんの嗅覚と私の勘が、敵を感じた
家茂様の輿を目掛け、複数の人が走る
〝土方さん!〟
抜刀し、それに応戦
私のそばに
土方さんが来た
「斎藤!わかってんだろうな!!」
チラリと土方さんを見て
口もとが緩む
怪我するなって?
「そっちこそ」
軽口を叩いて、微笑む
私は、こういうときこそ冷静だ
沖田さんと試合したときに比べたら
危機感もない
私の方が、強い
私の命は…
家茂様をお守りする為にある!
右構えで十分
敵を峰打ちし、捕縛
ゼンさんが、私のことを呆れた感じで見る
「余裕かよ」
「まぁ」
ゼンさんが土方さんを睨む
「一の事、よろしく頼む」
「おう!」
「なんだよ!その返事!俺、上司だぞ!」
「そうだったか?」
「ゼンさんは、ゼンさんだ!」
「一!俺の味方しろよ!!」
「クスクス ゼンさん!また、夏に!」
「ああ!また、夏に会おう!」
家茂様の輿を目掛け、複数の人が走る
〝土方さん!〟
抜刀し、それに応戦
私のそばに
土方さんが来た
「斎藤!わかってんだろうな!!」
チラリと土方さんを見て
口もとが緩む
怪我するなって?
「そっちこそ」
軽口を叩いて、微笑む
私は、こういうときこそ冷静だ
沖田さんと試合したときに比べたら
危機感もない
私の方が、強い
私の命は…
家茂様をお守りする為にある!
右構えで十分
敵を峰打ちし、捕縛
ゼンさんが、私のことを呆れた感じで見る
「余裕かよ」
「まぁ」
ゼンさんが土方さんを睨む
「一の事、よろしく頼む」
「おう!」
「なんだよ!その返事!俺、上司だぞ!」
「そうだったか?」
「ゼンさんは、ゼンさんだ!」
「一!俺の味方しろよ!!」
「クスクス ゼンさん!また、夏に!」
「ああ!また、夏に会おう!」