10歳の年の差はどうやって埋めますか?
もう少しだけ休んだら、きちんとしたラインを送ろう。

やはり本調子ではない身体は、今会社へ連絡をしただけでぐったりと来る。

身体がベッドに吸い込まれそうだ。

私はもう一度目をつぶった。

どれぐらい眠ったんだろう。

私は玄関のチャイムで目が覚めた。

居留守を決め込むつもりだったが、凄くしつこい。

私は渋々玄関へ歩いて行った。

しっかり眠れたせいか、少し身体は軽くなっていた。

「はい…。」

私が玄関を開けると、そこには清水課長が居た。

「おい、大丈夫か?きっと一人だろうと思って、覗きに来た。」

そしてゼリーや栄養ドリンクが入った袋を差し出した。

「わざわざありがとう。少しだけお腹も空いて来たかな。」

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