イジワル上司にまるごと愛されてます
「俺は雪谷柊哉。同い年なんだし、もっと気楽にしゃべってくれていいよ」
イケメンにそんなふうに言われて、来海ははにかみながらうなずいた。
「あ、うん。ありがとう」
「入社式?」
「うん。フィーカの」
「ってことは合格したんだ。よかったね」
「おかげさまで。雪谷くんは?」
「俺もフィーカで働くよ。本社輸入企画部に配属された」
来海は驚いて声を上げた。
「えーっ、私もだよ」
「えっ、そうなんだ。すごい偶然だな。これからよろしく」
柊哉はにこっと笑った。笑顔になる彼とは対照的に、来海は不安になる。
「雪谷くんは英語すごくできるのに、どうして私、雪谷くんと同じ部署に配属されたんだろう……」
やっていけるかどうか心配だ。
柊哉は首を傾げて来海を見る。
「七瀬さんもちゃんと英語をしゃべってたよ」
来海は頬を赤らめた。
イケメンにそんなふうに言われて、来海ははにかみながらうなずいた。
「あ、うん。ありがとう」
「入社式?」
「うん。フィーカの」
「ってことは合格したんだ。よかったね」
「おかげさまで。雪谷くんは?」
「俺もフィーカで働くよ。本社輸入企画部に配属された」
来海は驚いて声を上げた。
「えーっ、私もだよ」
「えっ、そうなんだ。すごい偶然だな。これからよろしく」
柊哉はにこっと笑った。笑顔になる彼とは対照的に、来海は不安になる。
「雪谷くんは英語すごくできるのに、どうして私、雪谷くんと同じ部署に配属されたんだろう……」
やっていけるかどうか心配だ。
柊哉は首を傾げて来海を見る。
「七瀬さんもちゃんと英語をしゃべってたよ」
来海は頬を赤らめた。