イジワル上司にまるごと愛されてます
(でも、もし柊哉が尚人たちに話してたらそれは仕方ないけど……)
短い黒髪と黒縁メガネの尚人が、気さくな調子で茉那に話しかける。
「国嶋さんたちも来てたんだ。来週からだっけ? 産休」
「うん」
茉那も来海と同じ心配をしているのだろう、笑みがぎこちない。けれど、尚人はとくに気にする様子もなく、隣のテーブルから身を乗り出して話を続ける。
「赤ちゃんが生まれたら、見に行ってもいい?」
赤ちゃんのことを話題にされ、茉那の表情が嬉しそうになる。
「もちろん、ぜひぜひ会ってやって~」
「じゃあ、お祝いを持っていくよ」
「わー、嬉しい。ありがとう」
「お祝いはなにがいいんだろうな?」
尚人は向かい側に座っている柊哉からその隣の雄一朗へと視線を動かした。
「本人に訊けよ」
明るい茶髪の雄一朗は軽く肩をすくめ、尚人は茉那に視線を戻す。
「リクエストある?」
短い黒髪と黒縁メガネの尚人が、気さくな調子で茉那に話しかける。
「国嶋さんたちも来てたんだ。来週からだっけ? 産休」
「うん」
茉那も来海と同じ心配をしているのだろう、笑みがぎこちない。けれど、尚人はとくに気にする様子もなく、隣のテーブルから身を乗り出して話を続ける。
「赤ちゃんが生まれたら、見に行ってもいい?」
赤ちゃんのことを話題にされ、茉那の表情が嬉しそうになる。
「もちろん、ぜひぜひ会ってやって~」
「じゃあ、お祝いを持っていくよ」
「わー、嬉しい。ありがとう」
「お祝いはなにがいいんだろうな?」
尚人は向かい側に座っている柊哉からその隣の雄一朗へと視線を動かした。
「本人に訊けよ」
明るい茶髪の雄一朗は軽く肩をすくめ、尚人は茉那に視線を戻す。
「リクエストある?」