イジワル上司にまるごと愛されてます
「七瀬主任は雪谷課長の同期だったね。まあ、なんだ。同期が上司になるっていうのは、多少はやりにくいかもしれん。しかし、同期というのは良きライバルであると同時に、心強い友でもある。そういうわけで、主任には課長のサポートを頼むよ。なにしろ日本は四年ぶりだからねぇ」
部長に話を振られて、柊哉は来海に微笑みかける。
「よろしく、七瀬さん。あ、去年から主任になったんだよね。昇進おめでとう、七瀬主任」
「ありがとうございます」
同い年だが相手は上司になったのだ。来海は敬語で答えながらも、寂しさが込み上げてくるのを感じた。
「七瀬さんなら当然だ」
柊哉にじぃっと見つめられて、来海は落ち着かない気持ちになった。
「さて、先週話しておいた通り、今日の六時半からは雪谷課長の歓迎会だからな。みんな、しっかり仕事を終わらせるように!」
部長がパンと手を叩いて、話が終わったことを知らせた。来海は美由香とともに自分のデスクに戻ろうとしたが、後ろから柊哉に声をかけられる。
「七瀬主任」
部長に話を振られて、柊哉は来海に微笑みかける。
「よろしく、七瀬さん。あ、去年から主任になったんだよね。昇進おめでとう、七瀬主任」
「ありがとうございます」
同い年だが相手は上司になったのだ。来海は敬語で答えながらも、寂しさが込み上げてくるのを感じた。
「七瀬さんなら当然だ」
柊哉にじぃっと見つめられて、来海は落ち着かない気持ちになった。
「さて、先週話しておいた通り、今日の六時半からは雪谷課長の歓迎会だからな。みんな、しっかり仕事を終わらせるように!」
部長がパンと手を叩いて、話が終わったことを知らせた。来海は美由香とともに自分のデスクに戻ろうとしたが、後ろから柊哉に声をかけられる。
「七瀬主任」