イジワル上司にまるごと愛されてます
「なんでだよ」
「や、だって、ほら、みんなで選んだ方がいいと思わない? だから、日を改めた方がいいかなって」
「尚人と雄一朗は、俺たちに任せるって」
「えぇーっ」
来海の声を聞いて、柊哉が不満そうな顔になる。
「俺と買い物に行くのが嫌なのか?」
「え、そ、そういうわけじゃないよ」
「なにか予定でもあるの?」
「予定はない……よ」
「じゃ、俺と買い物に行くのになんの問題もないな?」
有無を言わせぬ口調で柊哉に顔を覗き込まれ、来海は小さく唇を尖らせた。
「ま、別に来海が俺と一緒に買い物したくないって言うのなら、勝手にすればいい。俺は俺の趣味で、勝手にスタイを選んでやる。スカルがいっぱいプリントされたスタイを選んでも、文句を言うなよ。茉那には来海と選んだって伝えるからな」
柊哉が意地悪く笑った。
「え、それはダメ!」
「じゃ、一緒に来い」
言うなり柊哉は来海の右手を握って歩き出した。
「や、だって、ほら、みんなで選んだ方がいいと思わない? だから、日を改めた方がいいかなって」
「尚人と雄一朗は、俺たちに任せるって」
「えぇーっ」
来海の声を聞いて、柊哉が不満そうな顔になる。
「俺と買い物に行くのが嫌なのか?」
「え、そ、そういうわけじゃないよ」
「なにか予定でもあるの?」
「予定はない……よ」
「じゃ、俺と買い物に行くのになんの問題もないな?」
有無を言わせぬ口調で柊哉に顔を覗き込まれ、来海は小さく唇を尖らせた。
「ま、別に来海が俺と一緒に買い物したくないって言うのなら、勝手にすればいい。俺は俺の趣味で、勝手にスタイを選んでやる。スカルがいっぱいプリントされたスタイを選んでも、文句を言うなよ。茉那には来海と選んだって伝えるからな」
柊哉が意地悪く笑った。
「え、それはダメ!」
「じゃ、一緒に来い」
言うなり柊哉は来海の右手を握って歩き出した。