イジワル上司にまるごと愛されてます
(まだメールを送ってくれてないってことは、うちとの取引を決断できてないのかな)
そのことを気にしながらも、ほかのメールへの返信を打ち始めたとき、課長席から声をかけられた。
「七瀬主任」
来海はビクッと肩を震わせた。
「は、はいっ」
柊哉の方を見ると、彼はモニタから来海へと視線を動かして言う。
「財務会計部から問い合わせがあったんだけど、東南アジアの手工業グループが対象の職人養成プロジェクト申請書はどうなってる?」
当たり前だが仕事の話をされ、来海は肩から力を抜いた。
「ええと、先週の金曜日にメールで返事をもらえるはずだったのですが、まだなので、今日一日待って返事がなければ、もう一度問い合わせてみようと思っています」
「わかった。財務会計部には保留で返事をしておく」
「よろしくお願いします」
そのとき、敦子が言葉を挟んでくる。
そのことを気にしながらも、ほかのメールへの返信を打ち始めたとき、課長席から声をかけられた。
「七瀬主任」
来海はビクッと肩を震わせた。
「は、はいっ」
柊哉の方を見ると、彼はモニタから来海へと視線を動かして言う。
「財務会計部から問い合わせがあったんだけど、東南アジアの手工業グループが対象の職人養成プロジェクト申請書はどうなってる?」
当たり前だが仕事の話をされ、来海は肩から力を抜いた。
「ええと、先週の金曜日にメールで返事をもらえるはずだったのですが、まだなので、今日一日待って返事がなければ、もう一度問い合わせてみようと思っています」
「わかった。財務会計部には保留で返事をしておく」
「よろしくお願いします」
そのとき、敦子が言葉を挟んでくる。