イジワル上司にまるごと愛されてます
柊哉と普通に話せたことにホッとしたが、今夜、彼に正直に気持ちを伝えるのかと思うと、やっぱり落ち着かない。来海は気持ちを落ち着けようと、トイレに行った帰りに自動販売機でアイスティーを買った。頭をシャキッとさせようと、冷たい缶を頬に当てながらオフィスに戻ってきたとき、ドアの前に敦子が立っていた。
会釈して中に入ろうとする来海を敦子が呼び止める。
「七瀬主任」
「はい?」
「部長から、あなたと私、それに雪谷課長に食事のお誘いがあったの。七時からよ。行けるわよね?」
「えっ、今日の七時からですか?」
来海は頬に当てていた缶を下ろした。
「そう。急なんだけど……上司のお誘いなら断れないわよね」
敦子は横を向いて小さく息を吐いた。
「雪谷課長も行かれるんですよね?」
来海の問いかけを聞いて、敦子は来海を見て眉を寄せる。
「もちろんそうだけど」
柊哉に『今日の夜、空けとけ』と言われていたが、彼もどうやら部長の誘いを優先するようだ。
「それなら、行きます」
来海の返事を聞いて、敦子の眉間のしわが深くなる。
会釈して中に入ろうとする来海を敦子が呼び止める。
「七瀬主任」
「はい?」
「部長から、あなたと私、それに雪谷課長に食事のお誘いがあったの。七時からよ。行けるわよね?」
「えっ、今日の七時からですか?」
来海は頬に当てていた缶を下ろした。
「そう。急なんだけど……上司のお誘いなら断れないわよね」
敦子は横を向いて小さく息を吐いた。
「雪谷課長も行かれるんですよね?」
来海の問いかけを聞いて、敦子は来海を見て眉を寄せる。
「もちろんそうだけど」
柊哉に『今日の夜、空けとけ』と言われていたが、彼もどうやら部長の誘いを優先するようだ。
「それなら、行きます」
来海の返事を聞いて、敦子の眉間のしわが深くなる。